
HSPの中でも『刺激追求型で外向的なHSP(HSS型HSE)』さんがいることを知っていますか?
- 好奇心が旺盛で行動力がある
- リーダーシップを取るのが得意
- 仕事では「できる人」と思われることが多い

当てはまると感じた方は
HSS型HSEかもしれないよ!
今回は『刺激追求型+外向的(HSS型HSE)』について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
HSPのおさらい

HSS型HSEについて説明をする前に、HSPの簡単な説明をします。
おさらいをしたい方は下をクリック!
HSPのおさらい
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略語。
『生まれつき非常に繊細な人』のこと。
5人に1人がHSPだと言われている。
心理学者のエイレン・アーロン博士が提唱した4つの概念が『HSPのベース』になっている。
HSPのベースDOESとは?
- 物事の考え方が深い
- 刺激に敏感である
- 共感しやすい
- あらゆる感覚が鋭い
HSPの種類
- HSP
- HSS型HSP
- HSS型HSE
- HSE
HSPについて詳しく知りたい方はこちら
HSS型HSEの「HSS」ってなに?

HSSとは「High Sensation Seeking」(ハイ・センセーション・シーキング)」の略語です。
アメリカの心理学者のマービン・ズッカーマン博士によって提唱された概念です。
HSPの概念を提唱したアーロン博士が、
一定数の“外向型のHSP”を研究していました。
すると『HSSとの掛け合わせである人々』がいることに気がついたのです。
日本では「刺激追求型」「刺激探求型」HSPと呼ばれています。
HSSとは
- 好奇心が旺盛で、何事にもチャレンジ
- 外向的な一面をもつ

HSS型は2種類あるよ!
HSS型HSEの「HSE」ってなに?

HSEとは「Highly Sensitive Extroversion」(ハイリー・センシティブ・エクストゥロバージョン)の略語です。
心理カウンセラーのジャクリーン・スティックランド氏によって提唱された概念です。
日本では「外向型HSP」と呼ばれいます。
HSEとは
- 社交的で人と関わるのが好き
- 外向的な一面をもつ

HSEは2種類あるよ!
- “刺激を求める” 外向的なHSPを「HSS型HSE」
- “刺激を求めない” 外向的なHSPを「HSE」
- HSPを提唱=アーロン博士
- HSSを提唱=ズッカーマン博士
- HSEを提唱=スティックランド氏

提唱した人は全員違う人だよ!
HSS型HSEの特徴は?

「HSS(刺激追求型)」と「HSE(外向的)」を併せ持ったHSPさんのことを『HSS型HSE』といいます。
繊細な一面をもちながらも、
新しい変化と人との触れ合いを好む傾向があります。
HSS型HSEさんも他のHSPと同様に、繊細な気質をもっています。
明るく社交的に見えるかもしれませんが、知らないところで傷ついていたり、疲れてぐったりとすることもあります。
そのため、周りが気づいていないところで悩みを抱えている場合が多いです。

アクティブな分
疲れやすいんだね
HSS型HSEが外向的な理由

HSS型HSEとHSEとの違いは?
- 刺激を求める外向的なHSP「HSS型HSE」
- 刺激を求めない外向的なHSP「HSE」
HSS型HSEとHSEの判断基準は、
刺激に対して「積極性」や「行動力」があるかどうか
例えば、「グループのリーダーを決める時」
HSS型HSE
=自ら人を集めて指揮を取り、自分が中心人物になる
HSE
=誰も立候補がいなかったら自分が指揮をとる
このように、
刺激に対して “ポジティブかどうか” で判断されます。
HSS型HSEセルフチェック
セルフチェックによって、
ある程度確認することができます。
今回は「HSS型HSEあるある」を10つ紹介するので、当てはまるかどうかチェックしてみてください!
- 好奇心が旺盛で行動力がある
- 新しいことやスリルなど冒険心が強い
- 新しい分野を開拓していくことが好き
- 環境が変わるとワクワクする
- 大胆な行動をとるが少しのミスで落ち込む
- リーダーシップを取るのが得意
- 集団行動やイベントが好き
- スケジュールが常に埋まっている
- 頑張っている人を見ると活力をもらえる
- 休むことに罪悪感を感じる
いかがでしたか?
当てはまるものが多ければ多いほど、
HSS型HSEの度合いが高いとされています。
本格的なセルフチェックをしたい方は「こちら!」
HSS型HSEさんの悩み
- 人との関わりが増える分、人間関係の悩みが増える
- 予定をたくさん埋めて疲れる
- 情報過多になりやすい

HSS型HSEさんならではの悩みを持っているんだね
人との関わりが増える分、人間関係の悩みが増える
『社交性+積極性+行動力+衝動性』な一面をもっているため、他のHSPさんと比べて、人との関わりが多いです。
家に帰ると人一倍疲れてしまい、家でぐったりしてしまうのです。
ですが、休むことに罪悪感を感じてしまう傾向もあります。
SNSのチェック・やり残した仕事をするなどリラックスする時間を削っていませんか?

余裕がなくなると辛くなるよね
人間関係では、良好な関係を築けなくなると、些細な一言で傷ついてしまい立ち直れなくなることも。
最近ではSNS疲れによって心の余裕がもてなくなり、人間関係リセット症候群になりやすい方も増えてきています。
予定をたくさん埋めてしまう
HSS型HSEさんは、寂しがりやです。
だからこそ人と会えない環境が続くと不安を感じやすく、不安を隠すために外に行こうとします。

長い自粛生活で「なんか疲れた」って思ってた!
活発的で行動力があることは素晴らしい長所です。
ですが、自分のキャパに気づけず体調を崩すこともあるため注意が必要。
「人と関わる時間」と「一人の時間」のバランスをとって生活するのが難しいですよね。
疲れが限界まで到達すると、急に燃え尽きてしまう
『刺激追求型+外向的』ということもあり、
日常生活の中でも刺激と関わる場面が特に多いです。
多くの情報に触れる回数が高ければ高いほど、脳は情報の処理に追われてしまい、結果的に疲れてしまいます。
疲れている状態に気づけずうまく休みを取ることができないと、バーンアウトシンドローム(燃え尽き症候群)になる可能性が高くなってしまいます。
今まで意欲的に活動していた人が、燃え尽きたかのように意欲を無くして社会に適応できなくなってしまう状態に陥ることもあるため注意が必要です。
生きづらさの対処法は?
- 周囲との適度な距離感を保つ
- 疲れやすい原因を特性の一つと理解する
- 意図的にしっかりと休む日を作る
日々の暮らしをより過ごしやすくするために、一つずつ解説していきます!
周囲との適切な距離感を保つ
社交的で明るいところは素晴らしい長所です。
長所を存分に生かすために、良好な人間関係を築くことが必要です。
まずは相手との適度な距離感を意識してみましょう。
人との境界線が薄いと人間関係にしんどさを感じます。
HSS型HSEさんは、自分に合う環境であれば人との関わりで疲れることは少ないです。
相手との距離感を意識することで、人との関わりでさらに喜びを感じたり、温かいコミュニケーションに癒されたりします。
寂しくて不安になる時は、SNSをうまく利用して、すぐに話せる相手を探してみてくださいね。
疲れやすい原因を特性の一つと理解する
アクティブに動きすぎて自分の繊細さを忘れてしまう時ってありませんか?

わかる!後々疲れてたことに気づくの
まずは自分がHSPであり、
“5人に1人しか感じない感覚の持ち主“だと自覚しましょう。
『自分自身の状態を知ってその時の自分を大切にする』この考え方が大切です。
それを踏まえた上で、自分に合った「ストレスケア」や「刺激を受ける前の対策・受けた後の対策」を決めておくことが大切です。
意図的に体や心を休ませる日を作る
勢いで行動すると思わぬ出来事に遭遇することもあります。
まずは、予定がある日の前後どちらかに『余白の日』を作ってみましょう。
休むことに対して罪悪感を感じてしまう方もいるかもしれませんが、この考え方をしてみてください。
『休む日を作る』=『次に行動するための準備期間』
アクティブな一面を存分に活かすためにも、意図的に体や心を休ませる日を作ってみてください。
余白の日の出来事をSNSでシェアして誰かと気持ちを共有することで、人も関わることができますし、心に余裕が生まれますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はHSS型HSEさんの特徴について紹介をしました。
- 「繊細ではあるが刺激を求める気質と外向的な気質を持つ」
- 新しいことや環境の変化を好む
- 社交性が高く、交友関係が広い
- 刺激を求める外向的なHSPを「HSS型HSE」
刺激を求めない外向的なHSPを「HSE」 - 周囲との適度な距離感を保つ
疲れやすい原因を特性の一つと理解する
意図的にしっかり休む日を作る
日々の積み重ねにより生きづらさを感じることがあるため、自分は『HSSとHSEの傾向があるのか』考えてみてください。
ずっとアクセルを踏んでいる状態だと疲れてしまいます。
まずは自分の活動量について理解することが大切です。
そして『次に行動するための準備期間』と考え、心と体のケアをしていきましょう!
HSS型HSEさんの長所の一つでもある社交的なところをもっと活かすために、人との境界線を意識してみてくださいね。

日常の中でうまくHSPと付き合っていきましょう!
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