
みなさんはHSPの中でも『外向的なHSP(HSE)』さんがいることを知っていますか?
- チームワークを必要とする作業が好き
- 人と会うことで元気をもらえる
- 一人の時間が多いと不安になる

当てはまると感じた方は
HSEかもしれないよ!
今回は『外向的なHSP(HSE)』について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
HSPのおさらい

HSEについて説明するめに、HSPの簡単な説明をします。
おさらいしたい方は下をクリック!
HSPのおさらい
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略語。
『生まれつき非常に繊細な人』のこと。
5人に1人がHSPだと言われている
心理学者のエイレン・アーロン博士が提唱した4つの概念が『HSPのベース』になっている
HSPのベースDOESとは?
エレイン・アーロン博士が提唱した4つの概念のこと。
- 物事の考え方が深い
- 刺激に敏感である
- 共感しやすい
- あらゆる感覚が鋭い
HSPの種類
- HSP
- HSS型HSP
- HSS型HSE
- HSE
HSPについて詳しく知りたい方はこちら
HSEってなに?

HSEとは「Highly Sensitive Extroversion」(ハイリー・センシティブ・エクストゥロバージョン)の略語です。
心理カウンセラーのジャクリーン・スティックランド氏によって提唱された概念です。
日本では『外向型HSP』と呼ばれています。
HSEとは
- 社交的で人と関わるのが好き
- 外向的な一面をもつ

HSEは2種類あるよ!
- “刺激を求める” 外向的なHSPを「HSS型HSE」
- “刺激を求めない” 外向的なHSPを「HSE」
HSEの特徴は?

「HSE(外向的)」と「HSP(内向的)」を併せ持ったHSPさんのことを『HSE』といいます。
繊細な一面を持ちながらも、
人との触れ合いを好む傾向があります。
そのため『社交性の高さ』『交友関係の広さ』が最大の特徴です。
外向的な一面を持っていますが『環境の変化』や『リスクを伴う行動』は好みません。
HSEと想定される人は、全人口の6%。
HSPの約30%が、HSEにあてはまるとされています。

繊細+刺激を求めない+外向的ということなんだね!
HSEが外向的な理由

HSEとHSS型HSEとの違いは?
- 刺激を求めない外向的なHSP「HSE」
- 刺激を求める外向的なHSP「HSS型HSE」
HSS型HSEとHSEの判断基準は、
刺激に対して「積極性」や「行動力」があるかどうか
例えば「グループのリーダーを決める時」
HSS型HSE
=自ら人を集めて指揮を取り、自分が中心人物になる
HSE
=誰も立候補がいなかったら自分が指揮をとる
このように、
刺激に対して “ポジティブかどうか” で判断されます。
HSEセルフチェック
セルフチェックによって、
ある程度確認することができます。
今回は「HSEあるある」を10つ紹介するので、当てはまるかどうかチェックしてみてください!
- チームワークを必要とする作業が好き
- 人とのつながりや理解を求める
- 調和や協調性を求める
- 常に人との予定で埋まっている
- 一人の時間が長すぎると気持ちが沈む
- いつの間にか中心人物になることがある
- 人を助けたい、役に立ちたい思いが強い
- 「いい人」「優しい人」とよく言われる
- 複数のコミュニティに所属しやすい
- 自分の気持ちを誰かとシェアしたいと思っている
いかがでしたか?
当てはまるものが多ければ多いほど、
HSEの度合いが高いとされています。
本格的なセルフチェックをしたい方は「こちら!」
HSEの悩み
- 人とのつながりを求める反面、ストレスを抱え込みやすい
- 一人の時間が長すぎると気持ちが沈む
- 他のHSPさんから誤解を受けやすい

HSEさんならではの悩みを持っているんだね
人とのつながりを求める反面、ストレスを抱え込みやすい
- 人との話すのが好き
- みんなで協力してやりたい
- 初対面でも積極的に関わりたい
このように、HSEさんは人との関わりを好む傾向があります。
その反面、家に帰った途端にどっと疲れが出ます。
周りからの捉え方のギャップによって、生きづらさを感じることも。
チームワークを必要とする作業や、団体行動を好む傾向もあるため、協力関係が得られないと大きな壁を感じやすいです。
一人の時間が長すぎると気持ちが沈む
人との繋がりで「元気」や「エネルギー」をもらえるため、一人の時間が多ければ多いほど疲れてしまいます。
人と会えない環境が続くと不安を感じやすいのです。
その不安を隠すために外へ行こうとします。

長い自粛生活で「なんか疲れた」って思ってた!
『人と関わる時間』と『一人の時間』のバランスをとることが必要です。
他のHSPさんからの誤解を受けやすい
繊細な反面『人と関わることが好き』なため、非HSPさんからだけではなく、他のHSPさんからも誤解を受けやすいです。
- 本当にHSPさんなの?
- 普通の人じゃないの?
人間関係の悩みを抱えているようにみえにくいのです。
『良好な人間関係を築けている』と思われがちなところもあるので、実際とのギャップで悩むことがあります。
生きづらさの対処法は?
- 周囲との適切な距離感を保つ
- マイルールを作ってみる
- 信頼できる人にHSPについて話してみる
日々の暮らしをより過ごしやすくするために、一つずつ解説していきます!
周囲との適切な距離感を保つ
人との関わりが増える分「相手は何を考えているのだろうか…」と気を遣ってしまうことがありませんか?
“良くも悪くも“『他者や外部からの影響を受けやすい』のが特徴です。
だからこそ意識して欲しいのが、
相手との健全な境界線を引くということ。

利用されて自分が傷つくのを防ぐためにもこれは忘れないで!
相手が自分と『利害関係で付き合おうとしていないか』きちんと客観視することが大切です。
自分で関わりたいと思える人を選べるようになると、グンと生きやすくなります。
- 相手との境界線を意識しよう!
- 利害関係で付き合おうとしてないか、しっかり見極めよう!
- 関わりたい人を自分で選んでみよう!
人との関わりでさらに喜びを感じたり、温かいコミュニケーションが築けたらいいですよね。
マイルールを作ってみる
外部とのつながりがなくなると気持ちが沈んでしまうため『マイルール』を作ってみましょう。
誰とでも会うことは一旦やめてみてください。
「時間を決めて人と会う」「気心を許している人と会う」など、関わる人を自分で選ぶと楽になりますよ。

「気を遣って余計に疲れる」というリスクを防げるよ!
また、自分の心が疲れていると感じたら『無理せず休む』ことも必要です。
『人と関わる時間』と『一人で過ごす時間』のバランスをとることで、人との関わりに価値を見出すことができます。
- マイルールを作ってみよう!
- 無理せず休むことも視野に入れてね
- バランスを意識しよう!
自分の状態を冷静に判断しながら、工夫してみてくださいね!
信頼できる人にHSPについて話してみる
まずは信頼できる身近な人に「自分がHSPであること」を伝えてみませんか?
自分に対しての理解者が増えることで、今後の生活がぐんと楽になります。

私が実際に説明するときに使ったキーワードを紹介するね!
- 普段私って明るく見えると思うけど、実は繊細な部分も多いんだよね
- 最近HSPって言葉を知ったんだけど、セルフチェックしたら当てはまる部分が多かったの
- たまに頼る場面があると思うけど、理解してくれたら嬉しいな
ご自身が伝えやすい言葉で伝えてみてください。
伝えている最中に相手の反応がイマイチであれば、一旦伝えることはやめましょう。
相手の関心があまりないときは理解されにくいので、そのまま話を続けてしまうと、自分が傷つく恐れがあります。
HSPさんは『相手の言動を読み取るのが得意』という長所を持っているので、慎重に見極めてみてくださいね。
- 信頼できる人に伝えてみよう!
- 説明に困ったらキーワードを参考にしてね!
- 相手の反応がイマイチだったら伝えるのはストップ

無理しない程度に実践してみてね!
まとめ
いかがでしたか?
今回はHSEさんの特徴について紹介をしました。
- 「繊細ではあるが外向的な気質を持つ」
- 全人口の6%
- 社交性の高い、交友関係が広い
- 環境の変化やリスクを伴う行動は好まない
- 社会に適応しようとした結果、HSEの気質に変化した
- 刺激を求めない外向的なHSPを「HSE」
刺激を求める外向的なHSPを「HSS型HSE」 - 周囲との適切な距離感を保つ
マイルールを作る
信頼できる人に話してみる
日々の積み重ねにより生きづらさを感じることがあるため、自分は『HSEの傾向があるのか』考えてみてください。
相手との距離感を意識し、『人と関わる時間』と『一人の時間』のバランスをとれるように工夫してみてくださいね。

HSPといっても「人それぞれ」ということを忘れずに!

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